住宅ローン滞納

任意売却が可能なのはいつまで?

最初に可能性は極めて低いのですけれど、住宅ローンの支払いが困難になってから任意売却をする期間が最長と思われるケースを述べます。

 

住宅ローンが支払えずに競売にかかったケースです。

 

競売になって、買受人が決定して、買受人が買受金額の納付を実施するまでです。

 

 

納付が実施されると、任意売却の可能性は完全にゼロになります。

 

通常、住宅ローンの支払いが困難になってから競売になり、買受人が決定するまでに7ケ月から10ケ月少々と言われています。

 

このケースが何故困難なのかの理由は次によります。競売の決定を取り下げる必要があります。

 

債権者が競売の取り下げの申し立てをして、裁判所は競売の取り下げをします。

 

しかし、買受人が決定している場合は、買受人の承諾を得なければなりません。

 

債権者が買受人に競売取り下げの承諾をしてもらう努力をしてくれたとしても、、到底、買受人が承諾するとは思えません。

 

住宅ローンの支払いができなくなった債務者側から考えると、債権者に任意売却にしたいので競売を取り下げて下さいと交渉するのです。

 

買受人以前に債権者の同意を取り付ける必要があり、これも極めて困難なことです。

 

通常、任意売却は3ケ月掛ると言われています。

 

3ケ月掛けても任意売却の買手が見つからない場合もあり得ます。一方、競売の決定をしてから買受人が決定するまでに3週間程度、その後確実に売却代金を債権者は受け取ることができるのです。

 

このことを考えると債権者は競売の取り下げ交渉に応じてくれるとは思われません。

 

次に、任意売却の可能性が高い場合の住宅ローン支払いが困難になってから、任意売却の可能性の高い最長の期間は債権者が競売の申し立てをするまでと言われています。

 

競売より任意売却の方が高く売却できることと、債権者が返済を受ける期間が競売の場合とあまり変わらないからです。

 

このように考えてきますと、住宅ローンの支払いが困難になった時は出来るだけ早く任意売却を検討することなのです。

 

とは言いましても、任意売却の存在すら知らずして悩まれる方もいると考えます。

 

そのような方が悩み苦しみ任意売却の道を知った場合は、たとえ競売の手続きがどんどんと進められていても可能性のある限り任意売却の可能性を追求することも無駄なことではありません。